「在宅ワークで働きたい…webライターって良いかも!」
「未経験、初心者におすすめ…」
「今はYouTubeでもよくわかる解説があるし、これなら私でも始められそう!」
「えっ…でも待って、なんだこのサジェスト…!?」
(やめとけってどういうこと!?)
このページにたどり着いたみなさんは、きっと一度は上記のようなサジェストを目にしたことがあるはずです。
webライターについて検索した時に、募集、未経験、始め方、などごく普通のものとともに並ぶ、圧倒的に目を引くこのワード。
サジェストに上がってくるということは、たくさんの人がこの単語の組み合わせで検索をしているはず・・
だって当然、気になりますよね??
しかし現実、検索をしても出てくるのは、「やめとけってほどではないのでは?」というような内容ばかり。
それもそのはず、ネット上にあるまとめ記事は成功体験が中心なので、大体がキレイにまとまりすぎていて、それこそ“駆け出しのライターが必ずぶち当たる壁”のような実体験は出てきづらい傾向にあるのです。
そこで本ページは、webライターが「やめとけ」といわれる理由ついて、現在進行形で駆け出しwebライターである筆者が初心者ならではの目線で生々しく解説する目的で作成しました。
この記事でわかること💡
完全初心者の駆け出しwebライターが、まず”壁”に感じるであろうポイントがわかる!!
まず、一般的にwebライターが「やめとけ」と言われる理由について、よく挙げられるのが以下のポイントです。
- 競合が多い
- 単価が安い/上がりづらい
- 納期管理が大変
- 意外とコミュニケーション能力が必要
- 厳しいフィードバックをもらうこともある
- 依頼元とのトラブルの可能性
対して、私が考えるポイントは以下です。
- 1記事書くことがそもそも大変
- ブログに何を書けば良いのかわからない
- 実績⇔単価の相関関係が不明
- “専門”がない人は圧倒的に不利
それでは上記4点について、それぞれ詳しく解説していきましょう。
①ひとつ記事を書くことがそもそも大変!
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
まずは以下が、筆者の基本的なスペックです。
・職歴:法人営業(7年)/総合企画(1年)/広報・総務(1年)※すべて同じ会社
・webライターとしての活動期間:副業として約半年〜1年未満
・1日の作業時間:30分〜長くて2時間
(詳しくはサイト内、プロフィールをご参照ください!)
上記よりお分かりの通り、完全なwebライター初心者です。
そんな私ですが、webライターとしての活動自体は、まず副業としてスタートさせました。
事前にしたことといえば、webライティングに関する本を1冊読み、ネット、YouTubeやXでざっくり情報収集をしたくらい。
どのサイトにも”まずはやってみるのが早い!”とありましたので、早速クラウドワークスに登録した勢いのまま、いわゆる”低単価”案件にいくつか申し込みをしたわけです。
申込から選考を経て獲得した、記念すべき初仕事は以下の内容でした。
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【案件名】ライティングが学べる!おしゃれな飲食店に関する記事
記事内容:〇〇駅近くのオススメ飲食店〇選
納期:1週間目安、要相談
納品方法:ワードプレス※
報酬:1記事440円※
※ワードプレス:webサイトやブログを簡単に作成できるソフトウェア
※本採用されれば、継続して5〜10記事ほど追加依頼
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なお、初めからいわゆる高単価(1文字1円〜)案件を獲得できるわけもないことは重々承知していましたため、いったん文字単価は度外視し、
「初心者向け」かつ「ライティングが学べる」という2つの要素が内容に含まれるものを探し、応募を決めました。
(この時、1文字0.5円以上の案件も同時に5つほど申込していましたが、すべて選考で落とされてしまいました。。)
またもう一点、クラウドワークスは依頼主の実績も評価つきで見られるのですが、本案件の依頼主が非常に実績件数が多く信頼が出来そうだった、というのも決め手になりました。
結果からいうと、初心者向けと謳っているだけあり非常に丁寧なサポート体制つきであったため、報酬面はさておき、非常に身になる点が多かった案件だったと思います。
特に、記事を納品するころにはある程度ワードプレスの使い方を習得できていたのは非常に大きかったです。
その節は本当に、大変お世話になりました…!
…さて問題は、1記事上げるのにどれくらいの時間がかかったか?ということです。
計算してみました。
トータル、作業日数11日間で約30時間。文字数は約1万8000字。
日々の内訳はこうです。
当時本業として会社員をしており、子どもを寝かしつけてから、毎日21時以降が副業にあてられる時間でした。
平日は短くて30分〜2時間机に向かい、土日祝日は多くても4〜5時間ほど。
これを私は納品するまで約2週間かかりましたので、合計約30時間かかったというわけです。
ここで振り返ってみましょう。
本案件の報酬は、1記事440円です。
つまり文字単価で計算すると、1文字0.025円。時給換算で14円/1時間。
中々に衝撃的な数字ではないでしょうか。
時給でうまい棒が1本は買えるかと思ったのですが、最近値上げしましたね。
残念ながら買えません。(15円/1本)
ただし本案件、今考えると1記事あたりの文字数が、募集時点で明確になっていなかった。
>報酬:1記事440円
(文字数に関する記載がない!)
文字数を予めはっきりさせておかなかったのは、筆者の落ち度だと思っています。
しかしここで重要なのは、実際に文章を書くのにかかっている時間は、おそらく全体の4割ほどだということです。
では何にそんなに時間がかかるのかというと、圧倒的に調べものです。
条件(マニュアル記載)に当てはまる店の選定、口コミ、行き方とかかる時間、言葉の定義、使用可能な写真の選定、ワードプレスの操作、etc、etc、、、
とにかく、調べることが多すぎる!!!
調べ物が多すぎて、まず本文を書き始めるところまで中々辿り着けないのです。
複数店舗について紹介する記事だったのですが、全体としておススメの飲食店の話にはなるので、同じような内容になりがちなところも苦戦したポイントでした。
トータル約2万字も書いていると、さすがに表現のバリエーションも尽きてしまいます…
そこで気がつきました。
参考にと他のライターさんが担当した記事を読んでみるのですが、実のところ、内容に大きな差はありません。
おそらくマニュアルが優秀なのでしょう、個を出す余地があまり無いので、
正直、最後の方には記事執筆を膨大な作業のように感じている自分が居るのがわかりました。。
もちろん案件内容にも大きく左右はされますが、最初の1記事を書くのは、それ自体、本当に大変なことです。そして、最初は文字単価がとにかく安い。現実は厳しいです。
調べることの多さ、初めてワードプレスを触るというハードル、記事執筆、依頼主からのフィードバック対応等々、、
慣れるまでは大変な労力をかけて実績を1つ1つ積んでいくしかないという現実は、はじめにしっかりと認識しておいたほうが良さそうです。
ということで、私は初めての案件を通してある程度の文章の書き方と、ワードプレスの触り方、ほんの少しの自信と、初めてライターとして稼いだ、尊い440円を得たのでした。
>>②へ続く